「うっさいな。 川口だって下手くそじゃん。」 私が指差した先は 彼が書いたポスター。 周りで作業してた人が クスクス笑い始めた。 川口は ばつの悪そうな顔を見せ 最後の足掻き。 「同じ相田でも こうも違うんだな。」 そう叫んで そそくさと逃げるように 自分の作業に戻っていった。