六時間目は ホームルームだった。 先生の口から出た言葉は 学校祭… 一学期の終わり 初夏に行われる学校祭。 それに向けた 色々な係り決めだった。 教室の中が にわかに活気づく。 私は愛花に 視線を泳がせた。 学校祭も 愛花といたい。 そんなことを思うくらい 私の中で 愛花は特別になっていた。