「なに」 思わず口からこぼれてしまった言葉に、妹が反応した。 けれども、わたしが、なんでもない、と答えると、彼女も特に気にした様子はなく、今日のお夕飯は何かな、と言った。 わたしはクッションを、そっと机の脇に置いた。 どうして彼は、わたしを好きだなどと言ったのだろう。 *