「やっと、手に入った…」 まじで、ダメかと思った、と小さな声で言う龍之介を抱き締め返した。 「龍之介、ありがとう」 あたしを好きになってくれて。 好きでいてくれて。 そんな思いで、抱き締めた。 「菜々子…好き。」 「あたしも。」 一歩、踏み出せば世界は変わる。 自分も変われる。 あなたも踏み出してみる? …──新しい世界に。 そうすれば、はじまる あなたの世界。 あたしたちの世界は ……今。 始まったばかり。 end。