「えーっと…」 なんだか、真剣に心配してくれているらしい龍之介を目の前にして寝不足なんて言えなかった。 「…ちょっと風邪気味で」 龍之介と付き合い初めて、あたしはいつもこうだ。 龍之介は、あたしを彼女扱いしていつだって優しいんだ。 だから、なんとなく前みたいに言いたいことを言えない。 なんだろ、疲れるなー。 龍之介といて疲れるなんてこと、なかったのに。 「大丈夫なのか?」 「うん…大丈夫だから」 心配しないで、と笑って見せたら龍之介は心配そうに眉を曲げて笑う。