二人が正式に付き合ってから、
1ヶ月ほど経ったある日のこと 街で声をかけられた。
『絵梨香じゃない?』
『あ・・・由佳!元気?』
『まあまあよ・・・・絵梨香は元気そうね。
もしかして誰かと待ち合わせ?』
『え?・・・・そうよ』
絵梨香は、由佳が京香と同じ会社だということを思いだした。
その時クラクションの音がしたので、
振り返ると駿の愛車アストンマーチンが止まっている。
『あれ?あの車 もしかして結城専務?』
咄嗟のことで、正直に打ち明けるしかなく
『実は、今 付き合っているの』
由佳は信じられないとばかりに両手を口にあてて言葉も出ない様子だ。
駿は車を降りてきて由佳を見ると
『あれ?君・・・ウチの社員の高野さんですよね』
『はい・・・こんにちは!』
そう言うと絵梨香のほうを見て
『じゃぁ 私 もう行くね・・・・』
絵梨香に手を振ると由佳は慌ててその場から去って行った。
京香にばれるのは時間の問題だと思っていたが、
なぜか待っても待っても京香からの連絡はなく
絵梨香は自分から電話をしてみた。
『あの・・・・とても言い難いんだけど、実は私・・・
結城さんと付き合っているの』
『由佳から聞いたわ。おめでとう』
『怒ってないの?私・・・
京香の好きな人を好きになってしまったのよ』
『なぜ怒るの?私の恋人だったわけでもないし、
しょせん私には不釣合いだって初めから諦めていたから・・・
でも絵梨香と結城さんなら お似合いよ!
きっとディナークルーズで偶然会ったのも運命だったのね!
私のことは気にしないで・・・
人を好きになるって自分でも どうにもならない事だと思うの』
『京香・・・・ありがとう』
1ヶ月ほど経ったある日のこと 街で声をかけられた。
『絵梨香じゃない?』
『あ・・・由佳!元気?』
『まあまあよ・・・・絵梨香は元気そうね。
もしかして誰かと待ち合わせ?』
『え?・・・・そうよ』
絵梨香は、由佳が京香と同じ会社だということを思いだした。
その時クラクションの音がしたので、
振り返ると駿の愛車アストンマーチンが止まっている。
『あれ?あの車 もしかして結城専務?』
咄嗟のことで、正直に打ち明けるしかなく
『実は、今 付き合っているの』
由佳は信じられないとばかりに両手を口にあてて言葉も出ない様子だ。
駿は車を降りてきて由佳を見ると
『あれ?君・・・ウチの社員の高野さんですよね』
『はい・・・こんにちは!』
そう言うと絵梨香のほうを見て
『じゃぁ 私 もう行くね・・・・』
絵梨香に手を振ると由佳は慌ててその場から去って行った。
京香にばれるのは時間の問題だと思っていたが、
なぜか待っても待っても京香からの連絡はなく
絵梨香は自分から電話をしてみた。
『あの・・・・とても言い難いんだけど、実は私・・・
結城さんと付き合っているの』
『由佳から聞いたわ。おめでとう』
『怒ってないの?私・・・
京香の好きな人を好きになってしまったのよ』
『なぜ怒るの?私の恋人だったわけでもないし、
しょせん私には不釣合いだって初めから諦めていたから・・・
でも絵梨香と結城さんなら お似合いよ!
きっとディナークルーズで偶然会ったのも運命だったのね!
私のことは気にしないで・・・
人を好きになるって自分でも どうにもならない事だと思うの』
『京香・・・・ありがとう』


