こうして私達は加藤くんが言うその“きれいな場所”に行くことにした。




「ねぇー加藤くん?どこ行くの?」



「こっち」



加藤くんは、私の家の裏にある山の方に向かった。




「こんなところ通れないよ〜」



「ここは行かないよ?こっち。」



私の家の裏じゃなくって、加藤くんの家の裏の方へ向かった。




そしたら、生い茂る木々たちの間に幅30cmほどの小さな道があった。