俺が1人で笑ってたら、桜坂が怒ってきた。 「だって、知らなかったんだもん。もぉー加藤くんひどぉーい」 「ひどいのは、おまえの頭の方だろ。」 と言って、俺は桜坂より、少し早く歩いた。 桜坂は、俺の後ろ、1メートルぐらいをトコトコ付いてきた。 「シク、シク、シク」 えっ!!!! 俺は、慌てて振り返った。 そこには、大きな瞳から涙を流してる桜坂が、いた。