《咲和》
「 「はぁ?」」
思わず声がそろちゃった。
だって、毎日だよ!?
私はあわてて質問した。
「え?お母さんがさっきこれからは、お家が遠いから、お手伝いさんが車で送ってくれるって言ってたよ?」
「確かにさっきはそういったって言ってたわぁ。でもねぇ、咲和ちゃん?こんな小さい頃から、楽してたら、将来はロクな大人になれないわよ?!」
確かにそうですよ。
加藤くんのお母さんの言うとうりですよ!
でもねぇ〜。
歩いて行ったらだいぶ時間かかっちゃいますよ!
私が頭の中で今の状況を整理していたら、今度は加藤くんの口が開いた。

