「礼未ちやんて人見知りなの?」 司が顔を覗き込むようにきいてくる。 「いやそんなことないですよ?」 と、否定しながらも内心鋭いな、と舌をまいた。 あたしが愛想と外面がいいのは標準装備だ。 しかし実は人見知りで、知り合いは多いがともだちは少ない、というタイプである。 今日は司を観察していて上の空になっていたのも手伝って、いつもより固くなっていたのを気づいたのだろう。