紅龍 ―1―



コツコツ―…



歩くたびに音が倉庫に響く。


今、俺は黒蛇の倉庫にいるのだが誰もいない。



誰一人いないんだ。



こういう時、沢山人がいても焦るが誰もいない時は逆に"怖い"という気持ちになる。




奴ら何を企んでいるんだ?






昔から黒蛇の考える事なんぞ、知らねぇが今回は流石に頭がいかれてるとしか思えない。






「―…。」




変な胸騒ぎが停まんねぇ。