* 1年前の春―…事件は起こった。 中3になる前の春休み。 桜の咲く季節。 私は、私を"紅龍総長"として知らない者がいないほど有名になっていた。 しかし、実際"私"を見た人は少ない。 紅龍副総長。 沙室 隼人 シムロ ハヤト 紅龍最強の男。 隼人にかなう奴なんていなかった。 だから敵は私にたどり着かない。 てか、私の出番なんてない。 というわけで私のでる喧嘩は少なかった。 そんな隼人は私の自慢の彼氏だった。 大事な人だった。