紅龍 ―1―





「入って来て下さい。」











シャッターが少し開いて結真の声だけが聞こえた。











結真。










後で色々教え込んでやるよ。















私と隼人は同時にため息をついた。












「蘭行こう―…。」

















隼人は握っていた手を離してシャッターを上まで勢いよく開けた―…。








「―――――………。」










眩しい光。










今更だけど時間は夜。











静かな夜の時間。











でも此処だけはまるで朝のようだった。









優しい光が此処にある。