紅龍 ―1―



教室に着くともうほとんどの準備が終わっていた。



文化祭開始まであと30分ちょっと。



カラフル頭君達は皆ソワソワしていた。



そんなソワソワ感漂う教室に俺は足を入れた。





「―――…何?」



入った瞬間に皆の視線が突き刺さる。


さっきまでソワソワはすっかり消えていた。



何?俺どっか変?



何も分からない俺は自分の体をまじまじと見た。



別におかしい所はない。



なら何で?




俺はまたカラフル頭君達に目線を持っていった。



1人のカラフル頭君と目が合う。



その瞬間、そのカラフル頭君が口を開いた。



「誰ですか?」




……………―――。



「はっ?」




カラフル頭君何言ってんだ。



俺は俺だよ。


そんな答えを出せるわけなく、俺はただ口を開けてとぼけるしかなかった。



「だからあんた誰ですか?」



…………―えっ?




今度はさっきとは違うカラフル頭君が俺に誰だと聞いてきた。



もうパニック状態の俺。



でも周りは至って冷静な目で見てくる。




何これ?新手のいじめかァ!!!




そんな事考えて壊れる寸前の俺を助けてくれたのは



「そいつレンだぜ?」




リュウだった。