しかし、ここはまだ引かない桜希さん。
「それは黒瀬様、私を疑っているの?――――…まぁそうとして、証拠なんてあるのかしら?蔵御堂様はただ今日は忙しいだけよ。また違う日にちゃんと発表する予定だわ。」
何だか悪役見たいな台詞を堂々とはいていった。
どうやら私と真っ向勝負をする気らしい。
完璧に舐められたもんだ―…。
でも、面白い♪
私は桜希さんを見つめたまま、また口を開く。
「証拠?そんなのないわ。」
桜希さんの目を見たままの状態でね―…
「ならそんな事、貴方は言え「でも、」
だからねぇ、桜希さん。
私は気付いたの。
あなた自分で気付いてる?
私が証拠がないわ。って言った瞬間、顔が安心したって言ったよ。
だから私はそれを見逃さない。
私は桜希さんの言葉を遮ってドレスのポケットから携帯を出した。
電話帳で蔵御堂 愁真の名前を探し当てた私はまた口を開いた。
「でも、証拠を作る事はできるの。」
そして携帯を桜希さんに向ける。
その瞬間一気に青ざめた桜希さんの顔。
ねぇ桜希さん。
私を舐めないでよ―…?

