紅龍 ―1―



「スクープだぁ!!!」



何処かの記者が叫ぶなり、騒めきだす会場。



私達はとにかくパニくるしかなかった。





蔵御堂 愁真―…






確かに桜希さんはそう言った。





シュウマ―…。







シュウマが桜希さんの婚約者!?





「――…………―!?"」


「蘭ちゃん、蔵御堂君に何か聞いてた!?」



そんなパニくる私に冷静な京花が話かけてきた。



もちろん私はシュウマに何も聞いていない。



私は首を横に降って京花に知らないと知らせた。



「やっぱ……―ママ。おかしくない。」



「えぇ。矛盾してる。」



私が否定したのを確認した京花と母さんは何やら私には難しい会話を始めだした。



「蔵御堂君が本当に桜希の婚約者なら、ここに居るはずよ。でも、流れ的に蔵御堂君が出てくる様子はない。それに―…。」


「蔵御堂君は違うパーティーに出て居るはずよ。」


「桜希―…何を企んでいるのかしら…―?」



「いい考えではないでしょうね。」



「はぁ、蘭ちゃん何か―…って分からないか。」





うん………―全く分かんねぇよ。