紅龍 ―1―



完璧清潔感溢れるお嬢様の私。


鼻歌混じりで部屋に向かった。



部屋の扉を勢いよく開ける。



「―――…。」


「ス――――…ス―…。」




案の定、謎の女嫌いは寝ていた。



そんなシュウマの寝顔を見て私が「寝顔は可愛いいのに。」と呟いたのは気のせいにしてほしい。



てか、気のせいだ。




だって私は今、シュウマを起こしているんだし?



しかも腹に拳を一発入れてるし。



そんな悪魔が可愛いいなんて言うと思う?




思わねぇよな?




そんな悪魔な私に一発入れられたシュウマはゲホッと言って目を見開いた。





その瞬間、シュウマ君何て言ったと思う?




うわぁ?



違う。



気持ち悪い!!!



違う。




可愛い。




あり得ない。




誰?





そう言われたら今殴ってる。




違うんだ。




シュウマはあり得ない事を言ったんだ。