"好き"





まだ頭から離れない言葉。



「………――。」







―ボフッ―





と音を立ててベッドにダイブした俺。







そんな俺は今、青春を感じているのかもしれない。







誰もが恐れる"青虎総長"。




まさか俺に"好き"の意味を考える時が来るとは―…




しかし、何度考えても"好き"って意味は恋なんてした事俺に分かるはずがなかった。




「そうだー誰かに相談すればぁ…」




突如思い付いた考えは"相談"。



こういう時こそ相談って言うしな。





…―いや、言うのか?






まぁ、別に気にしねぇ。






今は"好き"ってとにかく意味を知りたい。








でも、誰に相談しよう?








何でも知ってるアキトに聞けばいいかな―…。 




俺は携帯片手にアキトの電話番号を探した。