「あー寒ぃ」 優詩は帽子を深くかぶり 眼鏡をかけて顔を隠している 「優詩……寒いし行きたくない帰りたい」 「んな事言ったらご褒美お預けだな」 お預け 「やだ!せっかく頑張ってクリアしたのに」 「ほら」 優詩は右手を差し出してきた 私は文句が言えなくなり 静かに左手を重ねた 優詩は繋がった私達の手をダウンジャケットのポケットにおさめた .