『へえ… 颯太くんすごいなあ』 あたしは颯太くんの無駄のない動きを じっと見つめた。 ――――― 練習が終わって 途中で沙耶とばいばいして 1人で歩いていると 「莉奈ー!」 あたしを呼ぶ大きな声が聞こえた。