実際には、ソルトがフライを気に入ってるのだが…。
もしかして、そんな表現の方が良かったかな?
「ふぅん。そうなの。…フライは無邪気ね。いいと思うわ。
そんな性格が誰かを助ける事が、良くあるから。」
「…誰か?」
肩を竦めて、こっちの話と言った。
アリスは綺麗だ。
同じ世界のものとは思えなかった。
まるで本当に生きてるみたいだ。
仕草ひとつひとつ、ボタンやコントローラーで表現しているとは到底思えなかった。
この世界でちゃんと“生きてる”って事なのかな?
長い間プレイすれば、そう見えるのかな?
「…アリスって人間?」
思った事が口からすぐに出てしまった。
「…ん?」
アリスは不思議そうに俺を見た。
しまった!と思って、すぐ弁解に入った。
「あ、いや…。生きてるのかなって…。」
「…生きてる?」
「じゃなくって!」
「フフっ。ちゃんと私は人間よ。
それに、現実の世界でも生きてるからね。住所言よっか?」
首を傾げながら笑う。
「いいよっ!言わなくてっ!
違うんだ!
…いや…なんか…その。」
「なぁに?」
笑う顔も、他のアバターとは違う。
頭をかくアクションをする。
照れ隠しなのは分かってる。けど、せずにはいられない。
もしかして、そんな表現の方が良かったかな?
「ふぅん。そうなの。…フライは無邪気ね。いいと思うわ。
そんな性格が誰かを助ける事が、良くあるから。」
「…誰か?」
肩を竦めて、こっちの話と言った。
アリスは綺麗だ。
同じ世界のものとは思えなかった。
まるで本当に生きてるみたいだ。
仕草ひとつひとつ、ボタンやコントローラーで表現しているとは到底思えなかった。
この世界でちゃんと“生きてる”って事なのかな?
長い間プレイすれば、そう見えるのかな?
「…アリスって人間?」
思った事が口からすぐに出てしまった。
「…ん?」
アリスは不思議そうに俺を見た。
しまった!と思って、すぐ弁解に入った。
「あ、いや…。生きてるのかなって…。」
「…生きてる?」
「じゃなくって!」
「フフっ。ちゃんと私は人間よ。
それに、現実の世界でも生きてるからね。住所言よっか?」
首を傾げながら笑う。
「いいよっ!言わなくてっ!
違うんだ!
…いや…なんか…その。」
「なぁに?」
笑う顔も、他のアバターとは違う。
頭をかくアクションをする。
照れ隠しなのは分かってる。けど、せずにはいられない。


