ACcess -操-

山吹色をした男の黒呪術士は、起用にﾒｰﾙを返信しながらﾌﾗｲと話していた。
時々、僕らの顔を見ては微笑んだ。

「分かったよー…。
　んじゃあ、ｺﾚは？」
僕らに見せたのは指輪だった。
それは水色の石が付いていて綺麗だった。

ﾆｺﾘと笑い僕らに説明し出した。
「ほら…来月から、新しいﾍﾟｯﾄが増えるって公式発表あったろ？」
「あぁ、そいやぁそんなお知らせあったな。」
「今他にもﾍﾟｯﾄ機能付いたﾔﾂ持ってるし、新しいﾔﾂ狙っててさ…。
　だからｺﾚ、格安にしとくよ。」

彼は僕の手の平に指輪を乗せた。
すると水色の石はｷﾗﾘと光り、同時に目の前に何かが現れた。
「…!?
　うあああぁぁっ!?」

不意の事だったのでﾋﾞｯｸﾘして声を出して驚いてしまった。

そんな僕を見て、僕らと同年齢の容姿の黒呪術士は笑った。
「ははっ！いい反応だねぇ。
　ｸｸっ！大丈夫、悪い事は何もしないからさ。」
「だ…大丈夫か、ﾌﾗｲぃ？」

心配して声をかけてくれるのは嬉しいが、ｽｶｲはちょっと含み笑いの様な感じがするのは気のせいだろうか。
まだ、彼の様に笑ってくれた方がいい。