ACcess -操-

それに伴い、物語の主人公を演じなくても世界の主人公になれるというわけだ。

なんて想像力とやりこみ度が高いｹﾞｰﾑだろう。
それだから人が集まるわけか…。


残り79％。
「たまに世界のﾙｰﾙｰを無視するﾔﾂもいるみたいだけど…まぁ、滅多にそんなことするﾔﾂなんていないけどな。」
「え!?なんで？」
「決まってんじゃん、ｼﾗけるだろ？俺は認めないね。
　ﾙｰﾙ違反なんてつまんねーよ。」
宮田論？まぁ、普通に考えてそんな反則技してるやつなんて面白くもなんともないけど。


鞄から昼に見ていた雑誌を取り出した。
ﾊﾟﾗﾊﾟﾗとめくり、ﾍﾟｰｼﾞを見せてきた。
「で、どんなｱﾊﾞﾀｰにするか決めた？職業は何にする？」
「んー…職業って言われても結局よく分かんないよ。
　でも、どんなのにするかはｲﾒｰｼﾞできたよ。」
そう言って雑誌を彼の手から奪った。

５ﾍﾟｰｼﾞに渡って、ｱﾊﾞﾀｰの画像と共に職業の紹介がしてあった。
「んじゃあ、簡単に説明するよ。
　結局は自分が好きな武器で決まるけど…職業毎の短所や長所も頭に入れとかないとな。」
そうして本日二度目の授業が始まった。