家に帰って、直ぐにマユミに電話した。
私達には、ある1つの約束がある。
それは…「秘密は、いつか必ず言う」と言う事。
秘密はあってもいいけど、自分の中で片付いたり、言ってもいいなっていうタイミングなったら必ず言うという約束。
先生が好きな事は言うつもりだったけど、展開が早すぎて言うタイミングを逃した。
『もしもし?』
「あっ…ミキ。あのね…」
・昨日先生が好きになった事
・今日先生に告白して振られた事
・リクが待っていてくれて奢ってくれた事
すべて話した。
『もう大丈夫なん?』
「うん!ありがと。もう大丈夫。2日の出来事だったし…でも…」
『でも?…やっぱりまだ好き?』
涙が出てきてしまった。
「…うん」
『大丈夫!何があっても私は味方だし、リクだってヒロキだっているんだから。でも、無理に忘れなくていんだからね。忘れられる日は絶対くるから』
マユミは私にとって、親友であり、悩み事の先生のような存在。
『まだ高校生活始まったばっかだよ?!これからだよ!』
「そうだね!ありがとう、マユミ!」
『とんでもないでございますぅ〜』
マユミ…本当にありがとう!
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