人は何かを知るために
また何かを理解するために
そして何かを悟るために

どれだけ傷つければいいのだろう

人は何かを為すたびに
また何かを得るたびに
そして何かを貫くたびに

どれだけ傷ついていくのだろう


「傷を抱えずに
歩いていけたらいいのに……」

思うことはあるけれど

忘れてはいけない

“傷”を伴わないものは
“喜び”も伴わないのだと


残るのは傷だけではない

嬉し涙もきっと心に刻めるから


傷を抱いて生きていこう