気がつけば
また同じ季節が巡ってきた

いったいいくつ
眠れない夜を数え

いったいいくつ
気だるい朝を迎えただろう

速すぎる時間の流れに
身動きが取れないまま……

痛みは時間と共に加速度をつけて
この心に刻んでいく


うねりを止められる者も
救い出してくれる者もいなくて

孤独の闇で震える膝を抱えた


抗う術を持たない私に

「変える力はあるのか?」

……と問いかけても
答える声など返ってはこない


わかっている

光は私の中にあるのだ

小さな私よ
痛みも孤独も消せないけれど

光を抱いて越えていけ!