風が吹いている
私だけが感じている
昨日、突風によろめき
今日、向かい風と戦い
明日、どんな風が私を迎えるのか
いつだって風はきまぐれ
昨日、激しい嵐に巻き込まれ
今日、冷たい風が吹き荒んでも
明日、柔らかな風が
私の頬を撫でていくかもしれない
そして今日も風が吹く
決して消え去ることのない風が
誰も感じることのできない風が
無言なのに
私にたくさんのことを語りかけて
そんな風が吹いている
私だけが感じている──……
私だけが感じている
昨日、突風によろめき
今日、向かい風と戦い
明日、どんな風が私を迎えるのか
いつだって風はきまぐれ
昨日、激しい嵐に巻き込まれ
今日、冷たい風が吹き荒んでも
明日、柔らかな風が
私の頬を撫でていくかもしれない
そして今日も風が吹く
決して消え去ることのない風が
誰も感じることのできない風が
無言なのに
私にたくさんのことを語りかけて
そんな風が吹いている
私だけが感じている──……


![その信頼は「死ね!」という下種の言葉から始まった[エッセイ]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.759/img/book/genre12.png)