「ねぇ、ねぇ。三谷さん!」


午前の授業が終わり、弁当を持って永岡くんが待っている屋上に行こうとしていると

同じクラスの女の子に声を掛けられた。

名前なんだったかな…

まぁ、何でもいいか。



「何ですか?」


「永岡くんと…付き合ってるの!?」


いきなり、大きな声で言われて私はびっくりしていると


「…え」


クラス中の視線を集めていることに気づいた