―――「最高だったねッ〜」




やっぱりIRIE LOVは最高だ〜と改めて実感したッ。




セイ…かっこよかったなッ。




家で見せた裏の顔じゃなくて…、でもワタシだけにそんな一面を見せてくれたんだと思うと、ちょっぴりうれしいッ。




「ほら、ユア?握手会並ぶよッ!」



「えッ!あ…えええッ!」




「もう!さっさと並んでよね!」




忘れてた…握手会…。

そしてナオちゃんを有無を言わさずワタシを並ばせたッ…。




「…………ううッ…」



「お腹でも痛いの?」



「…いや、なんでもないよッ!」




そう!おなかいたーい!と言いたいけどナオちゃんに心配はかけたくないから黙って並ぶことにしたッ…。



刻一刻と迫ってくる順番…。

ワタシは全身から変な汗がダラダラ…。