一目惚れ
あたしは一目惚れをした、2才年上の先輩に…
「りん、なにしてんの?早く学校行かないと遅刻するよ!」
「まってよ〜ゆいちゃん!」
あたしの名前はりん。
中学1年生。
よく、マイペース、天然、ドMって言われる…
あたしはそんな自覚はまったくないんだけどね…
それと、大親友のゆいちゃん。
あたしとは真逆で、サバサバしてて、女の子からも男の子からもモテモテの人気者。
「ゆいちゃん、好きな人いないの?」
「あたし?今はいないかな〜気になる人はいるんだけどね」
「誰!?」
「教えなぁい!」
って言って走っていっちゃった。
ゆいちゃんの気になる人か…
だれだろっ?
なんて考えながら歩いてたら…
“キーンコーンカーンコーン"
やってしまった…
遅刻を合図するチャイムがなった…
「ヤバーイ!急がなきゃ!!」
ドンッ!
「うわっ!」
「あっ…あのすみませんでした!」
あたしは恥ずかしくなってその場から逃げてしまった。
「あっ!待てよ!!」
こんな声が聞こえたけどあたしはそれどころじゃなかった…
なぜなら…
あたしが一目惚れした相手の優先輩だったから…
