ーあれは 夏の日差しが強い日。 私は一人の男の子に 恋をした。 私と同い年だと 思えない顔立ち。 部活のサッカーで 日に焼けた ちょっぴり黒い肌。 いつも みんなの人気者。 そんな彼が 熱中症で倒れた私を 保健室になんて 運んでくれたもんだから 一瞬で恋に落ちた。 よく 『好きなコトに理由はない。』 そんなコトをいう人が いるけれども 私は違うよ。 全部ひっくるめて まるごと あなた……響が 好きなんだ。