「うっわー、すげぇ」
今 俺はでっかい門の前にいる。

ちなみに今の俺の格好は、黒色のボサボサ鬘と黒のカラコン、極太フレームのだて眼鏡という オタク真っ青な格好だった。
この変装道具は家を出る時に母親に渡されたモノ。
「奏はかわいいんだからそくらいしないと襲われる!」
という訳のわからないことばと共に。
まぁ、俺の生まれつき藍色の髪と水色の目を隠すのにはちょうどいいけど。