黒紅花

「もう、勝手に学校辞めて
 ひと言ぐらいあるでしょう?
 
 私達、友達だよね?」

「うん、ごめん

 急だったから、ごめんなさい」

「何、いいのいいの」

「そうだよ、元気ならいいの」

「少し痩せたんじゃない?

 ……」

転入した学校で、はじめてできた友達の紅美と実花子。

学校で共に過ごした時間なんてほんのわずかだったけれど、会えばこうして気どることなく本当の自分を曝け出して会話も弾む相手。

懐かしい顔ぶれに私の心は和む。

そして、ひさぎもまた久しぶりに会った仲間達と話している。

女友達とはしゃぐ私の姿を見つめるひさぎ。

貴方は結んでいた口元を緩めてみせる。


その後----

仕事で遅れて来た常盤さんはなぎのウェディングドレス姿を見てポケーッと口を開けたまま、ただただ見惚れていた。