母に捨てられた二人は
その後、母方の親戚の家を
転々とし、最終的に施設に
入れられた。

母の死により、ひさぎと
なぎの状況を知った
亡くなった父の妹、仁美。

彼女は、夫・祐樹との間に
子供がいなかった事もあり
二人を引き取る決心をして
育ての親となる。

そして祐樹は、なぎの恋人

祐樹はうまく、ごまかす事が
できて、ほっと息をついた。

ドアの前、鍵を開けた
その時・・・

二人に、聞こえる声

「ヒトミさん、ユウさん
 ただいま」

「ヒサ、おかえりなさい」

「ヒサギ、おかえり」

「何、こんな時間に買い物?
 めずらしいね」

開かれるドア・・・