クローゼットのドアを開けて、服を選ぶ。

何着てこうかな…。
って何でこんなに真剣に服選んでるんだろ。

石崎くん相手ならテキトーでいいじゃん。

そう思ってるのに、石崎くんの好きな色とか考えてしまう。
「お姉ちゃーん!」
姉が私の部屋に入ってくる。

「私ってどんな服が似合うと思う?」

「珍しいじゃん。千歳があたしに服の相談してくるなんて。
デートでもあんの?」

「ち…っがうよ…!
ただ友達と遊ぶだけ!」

「ふーん。」

そう言いながら、姉は私に一番似合う服を選んでくれた。

後は…メイクか。