な…何だったの今の…!?


頭がぐるぐるして、どうしていいか分からない。


「相川…?あ、もしかして、こういうの初めてだった?」


からかうような石崎くんの声。


「…だったら何。」

「何でもない。

ほら、怒ってないで行くぞ!」

また手を握られ、引っ張られる。


調子が狂うが、何かドキドキして楽しい。

「…ゲームセンター?」


「好きなの取ってやるよ。」


目の前にあるのはふわふわなクマのぬいぐるみ。欲しいな…。


でも、わたしにこういうのは似合わない。