一通り乗り物に乗り尽くすと、辺りは大分暗くなってきた。

「だいたい乗ったな…。

次どうする?相川。」


「観覧車に乗りたい!」

石崎くんはニヤッと笑って

「いいよ。」

とだけ言った。


観覧車に二人で乗る。夜景がとても美しい。

二人乗ったゴンドラが観覧車の最上部辺りまで着いたてこれで、石崎くんが聞いた。

「相川は何で観覧車に乗りたかったの?」


「う~ん…。高い所から夜景を見るのが好きだから…かな…?」


石崎くんが近づいてきた。

胸の高鳴りが早い。