起きるとそこは見知らぬ部屋。肌に触れるスルスルとした感触は真っ黒なベッドシーツ。

その部屋には、キングサイズのこのベッドと小さなキッチン、テーブルがシンプルに置かれている。ドアが二つ、窓は一つ。分厚いカーテンが光を遮ってる。

背中に冷たい風が刺す。
窓が微かに開いていてヒューヒューと音を発ててる。

わたしはベッドの上に裸でいた。寒い理由はこれ。

肌触りが良いので足をシーツに滑らす。自分でも冷静すぎるって思うくらい冷静。

テーブルの上には、わたしの3丁の銃と、2本のナイフ、発光する銃弾、ロザリオ、聖水が入れられていたからの瓶が置かれている。