さ く ら~君に会う日まで~




そして今に至るわけだ…


「なぁ大吾?俺の好きな人知ってるよな?」


「唖実ちゃん…だろ?」


「じゃあなんでキスしたんだ!」


「だからアレはキスされたんだって…」


「見たぞ!麻裕ちゃんが足を引っかけたとこ。」


マジでか…。


全部…話すか…。


「実は……」


そうして俺は、計画のことを、すべて話した。


「大吾…麻裕ちゃん…」


殴られるか…?


それとも…


「アリガト~!二人が、そんなに俺のことを思っててくれたなんて…知らなかったよぉ~」


男なのに……


泣いてるよ。


教室のど真ん中で…。


皆見てるし…。


最悪………。