「うわーん。ざぐらぁぁぁぁぁ。うっ、うぅ」 「さぐらぢゃん…うっ…うわーーん」 泣くなよ… さくらは確かに死んだ。 でも、あのとき俺が…守ってやれれば… 「大吾くん…」 さくらのお袋の… 「絢(アヤ)さん…」 「さくらの部屋にあったものよ。…まるで、自分がいなくなることを知ってるように…、クラス全員分の手紙が机の上にあったの…うっ」 「クラス…全員分の?」 俺は、そっと手紙を読んだ……。