しばらくはそのままで いたかった。 合宿なのに。 大切な日なのに こんな気持ちじゃいけない。 しばらく目を閉じていたら 少し気持ちが軽くなった。 その時突然 視界が明るくなった。 反射的に頭を触っても 帽子が無くなっている、 私はふと上を向いた。 するとそこには 帽子を持った木下くんが居た。