「ん、ほら、解けよー」 チョークを渡されてしぶしぶ黒板まで行く。 が、 分かりません。 「先生、分かりません。」 分かんないものは仕方ないさぁ! 「ダメだー、ちゃんと考えてみろよ。」 チッ。 なかなかしぶといなぁ。 ならば最終手段!! 窓側の席で、さっきから私を見てクスクス笑っている幼なじみの音弥に聞こうじゃぁないかぁ! 「音弥〜、音弥さーん、教えて〜」 「は?バーカ知るかぁ。自力で頑張れ。」