「友達以上恋人未満Ⅱ」

友達以上になって、恋人未満で
過ごした日々
もしも出会うのがアイツよりも
早かったのなら

待ち惚けの君のココロを救えるのに

どんな風に思われても
僕はただ君を守りたかった

強く抱きしめて 君の戸惑いを感じて
アイツを好きな人を いつからか愛していた

こんなに側にいて 白い吐息吐いて
この胸にいるより
本当は直にでもこの場から
離れたいんだろう

君を困らせるつもりじゃなかったのに

君を離せないでいて
僕は君を困らせている

振り解いた手 去り行く後ろ姿
好きなアイツの所に 走って往くんだね

答えは分かっている
僕が君を愛するように
君もアイツを愛しているはずなんだから

強く抱きしめて 「好き」だと言えないまま
この手に感じる温もりを ずっと感じていたかった

伝えたい想いは 言葉にならぬままで
君の涙が雫になり 空から舞い降り粉雪に変わった