未完成恋愛論

「未完成恋愛論」
ー追章ー

深い深い深海を潜るように
たどり着いた部屋には
僕だけのマリアがキャンバスで微笑む

*


マリア、君の時間はいつからか?
立ち止まったまま
僕だけがゆっくり色褪せて行くから

*

何故か悲しくて、何故か涙が落ちて
あとどれくらい君無き世界を過せばいい?嘆けばいい?

*

ボクハ・・

*

触れられはしない
形の無い者
泣きじゃくるだけの心
見つめるだけの者
でも確かに生きている、in my heart

*

ズットズット側に生きたくて
導き出した答えは
単純で描き続ける事だった。

*

真っ白な世界を変えていく
空色の絵具みたいに
いつか僕も太陽の色になりたい

*

笑われてもいい、分からなくてもいい
永遠に繰り返して続けるだけでいい?それを素敵だと想う

*

ボクハ・・

*

触れられはしない
形の無い者
たまには触れてみてよ
感じるだけの者
そうだよ感じるだけでいい・・in my heart

*

僕の涙がキャンバスに流れ

マリアも滲んで

そうしてまた、失う悲しみは繰り返される

*

触れられはしない
形の無い者
泣きじゃくるだけの心
見つめるだけの者
でもまだこうして生きているんだ・・in my heart

*

触れられはしない
形の無い者
たまには触れてみてよ
感じるだけの者
そうだよ感じるだけでいい・・in my heart

*

やがて僕も老いて
何も描けない
何もこの瞳には写らない
そんな時が来るのだろ
その時が来たのなら・・Come to here

*

君と共に行きたい
僕は歩いて行きたい

*

それまで僕は続けよう
この未完成恋愛論