「ジグソーパズル」

粉雪 真冬の始まり
見上げたビル埋め尽くす

何処までも走っても肩に降り積もり
火照った瞳に当たると
なんだか泣いているみたい

さよならは冷たすぎる
この胸は熱いのに
思い出は多すぎる
心がそう疼いて

白い欠片よ 頬にもっと降って
全てを隠せるように

携帯 ベルは鳴り響き
急いで行く発信先へ

真実 拒絶逃避遺恨
辿りついたのは執着駅

私はジグソーパズルなんかじゃないよ
バラバラになってしまったら
もう二度とは戻れないのよ

さよならは冷たすぎる
この胸は熱いのに
思い出は多すぎる
心がそう疼いて

白い欠片よ 頬にもっと降って
全てを隠せるように