「地球号」

僕を乗せた「地球号」
ヒトとヒトは回り逢い
ヒトとヒトは別れて行く
それは当たり前の事でした。

大海に流す「一滴」
所詮それはただの「一滴」
でもある日特別なされど「一摘」
大海を染め上げていきました

巡りあった世界をセピアに染めて
巡りあった世界を華麗に彩り
回り逢った世界を全てにして
君は僕の「彼女」になりました

僕らを乗せた「地球号」
ある日故障で回れなく
ある日自分で回れなくなり
それは突然の出来事でした。

悲鳴が響く「声の中」
所詮たかがしれない「人の群れ」
僕らは当たり前のように「手繋ぎ」
二人で最後の時を繋いで行きました

壊れて行く世界はモノクロになる
壊れて行く世界は白黒に見える
壊れて行く世界はこの世の果て
君は僕の「恋人」であり続けました

巡りあった世界をセピアに染めて
巡りあった世界を華麗に彩り
回り逢った世界を全てにして
僕らは「天国」になりました