「星を創った少女」

雫はぼんやりと光っている
きっときっと
神話のように忘れられなくて

傾く僕らには夜空さえ
いつのまにか
ただ灰色にしか見えなくて

その瞳は泣いているようで
まるで
星を創った少女

答えは灰の塊みたい
ずっとずっと
このままじゃ何処へも往けない

俯く僕にはその涙さえ
ラストシーン
墜ちてゆく流れ星みたいで

この空に無限に続いてゆく
君は
星を創った少女

天の架け橋に消えてゆく
君は
星を創った少女