(L)

すごく晴れた空、木漏れ日の中で
指でLの字繋げ、空を切り取った

私と君で一つになって

たとえばそれは瞬きのように
ほんの一瞬だけでも良かった

いつか死んじゃう日が誰にでも来るけど
君が先に死んじゃうのは、寂しすぎるよね

君がいなくなった日、目に移る全てが
歪んで見えて、心は雨に濡れた

君が遠く離れているようで

たとえばそれは夏の日の花火
ほんの一瞬だけ輝いて消えた

いつか死んじゃう日が私にも来るけど
繋いだLの字から見えた、空を忘れない

いつか死んじゃう日が誰にでも来るけど
一度繋がったLの字は、君に届いてる

そう信じていいよね。