転校生はまさかの…!?


「そっか…大変だったね。」
「うん」
「アズ〜」
「あ、樹」
「大丈夫か?」


樹はあたしをのぞきこむ。

「う、うん」

あたしは顔を赤くしながらバレないように頷いた。


この日は、

まだお母さんの事が心配でまともに授業が耳に入らなかった。