「病院だよ。お医者さんに知らせてくるね!」 あたしは目に涙をためながら病室を出た。 「先生!!」 「どうしました?」 「お…お母さんが!目を覚ましました」 「分かった。すぐ、行こう。」 聴診器を持って、医師は席を立った。